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  • 執筆者の写真ハナ

悩んだら立ち止まる・やりたいことはやってみる【連載インタビュー 政治家さんと個人的な話】

更新日:2022年3月18日



 全5回の連載インタビュー「政治家さんと個人的な話」では、政治とわたしたちの距離を縮めることを模索していきます。最寄りの駅で演説をしていたり、地元のお祭りで握手をしたことがあるのに、それでもなんだか遠い存在の政治家さん。そんな政治家さんたちは普段どんなふうに仕事をしていて、何を考えて生活しているんだろう? 

 大学生であるインタビュアーが等身大の疑問を投げかけながら、政治や政治家さんと距離を縮めていこうという試みです。


 第1弾は長野県白馬村のスキー場で自然派喫茶solを営業しながら、白馬村村議会議員としても活動している加藤そふぃさんにお話を伺いました。




加藤そふぃさん プロフィール
白馬村議会議員。
フランス生まれ、長野県白馬村育ちの28 歳。
京都、東京、オーストラリアでの生活を経て白馬村に戻り、2 年前にオーガニック&ベジタリアンカフェ「自然派喫茶Sol」を白馬五竜スキー場のエスカルプラザにオープンさせる。2021 年5 月に村議会議員として、オーガニック給食の導入と有機農法の推進を公約に掲げる。


ーハナ

ーそふぃさん



ー(ハナ)早速生い立ちから学生時代を簡単に教えてください。


(そふぃさん)私はフランスで生まれて、育ちは白馬村。中学までは白馬村にいて、うちの父の実家が京都なのもあって、高校の3年間を京都で過ごしました。そのあとファッションに興味をもって、で、「ほんとにどうしても東京行きたい!!」みたいな感じで、東京のファッションの専門学校に行きました。大学に行くことも考えたけれど、その時の自分には違うっていう感じだったかな~

そのあと働いたプレスルームでは英語を使う機会が多くて、フランスのバックグランドもありつつも言語に関してはほとんど日本語しか話せなくて、このままじゃ自分の世界が狭まるなって感じながら過ごしていたから、縁もあってオーストラリアで1年過ごした。私の中では学歴はあまり重視してなかったから、自分が好きなことやればいいじゃんと思ってる。そういう感じで、学生時代は自分がピンと来たものに突っ走って過ごしてたかな~って感じですね。



ファッション業界から食へ

(そふぃさんが経営している喫茶solの店内の様子)



ー今は喫茶を営業されてますが、ファッションに関心があったんですね。Youtubeなどを拝見するといわゆる自然派と呼ばれる服装をされているじゃないですか、私も服が好きなのでそふぃさんの服の好みの変遷が気になります。


高校の時とかは着飾って、自分をよく見せたいと思っていたし、流行のものに目がいってたね~ ファストファッションもよく着ていた。

東京にいた時はプレスルームで働いていたんだけど、来季のものを展示会でちょっと安く買えるから、それで半年ごとに服を入れ替えるとか・・・。今思えば、そういうことを普通だと思ってやってたよね。 


でもそのころからファッション業界も、ちょっとずつファッションの大量生産・大量消費がどうなの?みたいな、クエスチョンマークが出てるころで、私はそのころにバングラデシュの工場が潰れてたくさんの人が亡くなったというニュースに衝撃を受けた。

詳しく調べると、その工場で働いている人たちは本当にひどい扱いを受けていたということも知ったりして、そういう工場で作った服を自分が買っていたかもしれない。


「自分が着飾るために」とか、「飽きちゃったから新しい服を買う」とか、それって自分にとっては気持ち良くないなと思って。前は派手な服や、自分が好きな服をいっぱい買って着ていたんだけど(笑) そこから一掃しはじめて、買うとしても日本のブランドとか、長く着れるものを選ぶようになった。


Forever 21とか、H&MとかZARAとかも好きで、モード系の服とファストファッションを織り交ぜるみたいな。そういうところから、FUDGE系の服が好きになり、もうちょっと丁寧に作られたものが好きになっていく、という感じの流れで、最終的には「自分の気に入った服を毎日着ればいいよ」って思っちゃたんだよね。


そうしたらだいぶ服も少なくなった。今では、誰が作っただとかどんなもので染められたかとか、どんな生地なのかとか、そういうことのほうが気になり始めてる。だから今は、白馬村の隣の美麻のsolosoloっていうお店で、服を買うことが多いかな。そのお店は、草木染で服を染めて、パターンも自分たちで考えて、素材もこだわって洋服を作ってる。Youtubeで着てる服もほぼほぼそこで買ったものだったりするよ。

あとはパタゴニアかな~ 今日もパタゴニア着てるけど、これも6年前くらいに買ったもの。パタゴニアのコンセプトも好きだし。solosoloでも白馬村のパタゴニアでも、直接人の顔を見て買えるし、かわいいしで、巡り合わせで選ぶみたいな感じです。



ー私は中学生くらいからもともと古着も好きで、環境問題のことなどを考えだしたら、古着の割合がどんどん増えています。自分自身もそうだったんですけど、小学校高学年くらいから中高生って、周りのことを気にしちゃって、ファストファッションに手をだしがちな気がします。ファストファッションの企業が少なくなっていくことももちろんだけど、一人一人がそふぃさんのように軌道修正していけたらいいんだろうな~って思いました。


古着もいいよね~ もう既にいっぱいあるんだからね。その中で回せばいいんじゃない?っていうのもあるよね。ファッション業界、これからどうなっていくんだろうって、私的にはもう中にいないから、外から見てる感じではあるけど、すごい注目だよね。



(喫茶solの「唐揚げボウル スープ付き」)


ーファッションから食べ物に、関心が移ったきっかけはなんだったんでしょうか?今は喫茶solの営業をされていますが、そこに至った流れやきっかけを教えていただきたいです。


1つのきっかけがあるわけではないんだけど、旅行したり、オーストラリアに行ったことにかなり関係があると思ってる。

旅行する時って最小限の荷物しか持たないよね。それが良かったなって思ってて。ものが少ないと、そのものに気を取られないから、ほかのことを考える時間も増えるし、周りに目を向けられる。


旅行で行った先で何をするかっていったら、観光もあると思うんだけど、私は観光よりもその土地の食を楽しむだとか、その土地にいる人に会うことのほうが好きなんだ~ ほんとに身軽だから、その分いろんなことに目を向けられる。

で、オーストラリアに私がそういう状態でいる時に、いろんな国の人がいて、いろんな選択をする人がいて、その中に本当に多様な食があったのね。食べ物に関しても自分で選択するっていうことを当たり前のようにしている気がしたけど、「自分で本当に決めてたのかな?」って振り返ると、流れで食を選んでた自分がいた。もうちょっと考えて選ばないとと思ったんだけど、それは服を選ぶ時も同じなんだよね。以前は流れに身を任せて流行で選んでたけど、買う理由とかに注目しだしたのは、食とファッション、自分の中では同時期だったね~

服だけじゃなくて、食についても知らなきゃいけない。なんとなくで選んでいたのを、もうちょっと自分自身で納得した選択をしたいな、っていうね。きっかけとかはないんだけどだんだんだよね。

こういう社会問題とかに興味を持ち始めて、自分の周りの環境も多様性があって、だんだん変わり始めたっていう感じかな。




物を減らすこと・スマホとの向き合い方


ー話が少し変わってしまうかもしれないのですが、物を減らしてくっていうことで、すごい気になったのが、スマホとかインターネットとかって、ずっと一緒にいるんですよね。物をすごい減らしても、スマホとかはきっと最後のほうに残ってきますよね。自分でもやばいなって思いながらもSNSを長時間やっている自分がいて、同年代の人と話すと案外そういう感じの人が多くて、そういうのはどうしてるんだろう?って気になりました。


そうね~ 私はスマートフォンとか、めっちゃ疎いほうで、あんまり最新のものにこだわってもないし、感覚的に画面の中に自分の時間をとられるっていうのがいや。


インスタとかも永遠と出てくるじゃない?(笑) 私、インテリアが好きだから、「あ!こういう部屋いいな~」とか見てると、時間をとられることもあるけど、そういう時間も自分のインスピレーションの時間として見てる。だから、見るのをダメだな~と思ってないかも。見るなら見るで気持ち良く見たいじゃん?自分の時間なんだから。ダメだな~って思ってたら、ネガティブなほうにいっちゃうし、見ることは悪いことじゃないと思うんだよね。勉強の一部というか、自分の感覚だったり自分がいつも考えていることではない意見やアイデアがSNSにはあったりする。そういう面では良い部分もあるから、それをいかに自分が気持ちいい時間で止めれるかだよね。



ーヒントを頂いたような感じです!電車の中に乗ってるとみんなスマホを見てて、自分も見てた時にそのことに気がつくと、あ、一緒なんだ、やばいな!って思っちゃうこともあります。あとは、読みたい本もたまっているのに、スマホを見てる自分を自分の中で下に感じてたんです。

でも確かにスマホを見る時間の全部が悪いわけじゃないんだっていうところは、すっと入ってきました。


全員スマホを見てるのを傍から見るとああすごい光景だなって思うけど、でももしかしたら勉強してるかもしれないし、あるいは本読んでるかもしれないよね。見かけだけはちょっと異様な感じがするけど、今となっちゃこういう世界というか、それがいいか悪いかは人それぞれだと思う。



悩んだら立ち止まる・やりたいことはやってみる


ー確かに、そうですよね。

話は変わって、そふぃさんは私から見ると人生の中ですごくうまく道を選択していっている感じがするんですけど、それはなぜそうできるのでしょうか?自分は将来どうなっていくか全然わからなくて…


私も、これからどうやって生きて行けばいんだろうってすごい悩んだ時期もあって・・・。例えば専門学校に行っている途中でエシカルとか、そういうことを気にし始めて、居ても経ってもいられなくなって、ベトナムとカンボジアにボランティアに行ったのね。

それを機に「もうファッション業界いや!!」ってなっちゃって、結局専門学校を辞めた。その時はほんとにすごい悩んでて、「こんなに世界には貧しい人たちがいるのに、なんで自分はこんな生活できてるんだ!!」みたいな。「やっぱ助けなきゃ!」って思った。


でもボランティアから帰ってきて思ったんだけど、向こうの人たちは日本の生活を知らなければ、別に幸せだし、ただ私たちが私たちの幸せを押し付けてるだけって。

もちろん貧しくて、医療に手が届かなかったりして、亡くなっていく子どもたちがいるっていうのは問題だよ。でもまず日本にいる私たちが何をしたらいいかっていったら、このすごく恵まれた環境を満喫することなんじゃないかな?と思う。それを忘れがちな人が結構多いんじゃないかなと思ってる。せっかくこんなに素晴らしい国に生まれたのに、それを利用して自分がまず幸せにならないと、人のことを幸せにできない。


遠い人のことを直接助けるのは本当に難しいことで、でもやっぱり間接的に、物を買ったりすることで、もしかしたら救えているかもしれない。私にはそっちのほうが合っているなって思ったのね。

でもやっぱり実際に見に行ったから、このことを感じることができたっていうのはあるから、何か気になる!って思うことがあったら、とにかくやってみることだと思うな。

その時の選択一つ間違えただけで、人生が終わるわけでもないからね。その時自分がもやもやする中で、「ああやっぱ。でも親がこう言うし」とかそういうことで決めてほしくないなって。もやもやしてるのに、周りが正しいんだみたいな決め方はしてほしくなくて、やっぱ自分に正直になってほしい。

嫌なら一回立ち止まるとか、その時に決めてくださいねって言われても、立ち止まっていいと思うんだよね。社会の流れで押せ押せでさ、決めなきゃいけない流れになるけど、その時決められないって思うなら、決めなくていいと思う。

自分の殻に閉じこもるとかではなく、その時何を一番したいのかとか、それをするために何をすればいいのかとか、ちょっと立ち止まって考えてみる。あとは、自分の感覚に正直になってほしいというのは伝えたいことかな。




「そふぃさんの」選挙活動


ーありがとうございます。政治のパートに移っていきましょう。まず白馬村の議員になることになった経緯を簡単に教えてください。


白馬村の議員になることになったきっかけは、最初は誘われたことでした。

一期前、4年前の選挙で当選した、30代・移住者・2児のママで、ほかの仕事もしながらっていう方が誘ってくれました。仲間が欲しいって話だったのね。議会の場だし、白馬村の議員って12人いるんだけど、自分1人いたところでできることが少ないと言っていた。

その方とは自分が運営に関わっている白馬オーガニックマーケットとして、種苗法に関する陳情書を出す時に関わりがあったのね。その時が初めて、私が議会と関わりを持った時かな。

政治はほんとに大事なことだし、私たちが積極的に参加していかなければいけないものだなというのはずっと前から思っていたんだけど、自分が政治家になるということはまったく思っていなかった。

だけど、その人が「大丈夫だからやってみようよ」って声をかけてくれたのがきっかけで、出馬に至ったから、議員になったのはその人が誘ってくれたことが大きい。



ーどんな選挙活動をされたんですか?


選挙に出ることを決める時に、その先輩議員に「選挙って、別に選挙カー出さなきゃいけないわけじゃないですよね?」「あ、じゃあ動画だけでもいいんですよね?」っていう話をして、「いいんだよ」って言われて、じゃあできる!って思ったんだよね。

逆に、選挙カー出さなきゃいけないなら私には議員はできないと思ったの。というのも、カフェとの両立もあるし、カフェを辞めるというならほんとに(立候補は)できないと思ってたから。どう両立させてくかって考えた時に一番、無駄のない選挙をやりたかった。

となると、届けたい人も限られてくる。自分に賛同してくれそうな人って、若い人だったり誰かの親だったりする。だったら選挙カーを出してわざわざ回る必要はないと思ったんだよね。動画だったら、有権者が空いた時間に立候補者がどんなこと考えているんだろうっていうのが観れる。私らしいし、一番無駄のない選挙はなんだろうと考えながらやっていました。


ーYouTubeで公開されている動画の中で、選挙期間中、地域を自転車で周ったのが2日間って言ってて、2日間でいいんだって驚きでした!


選挙だからといって、カフェを閉めたくなかったし、それだったら出たくないなっていう根本的なところがあったから。それに選挙活動できる期間も村の選挙だから、ほんとに少ないんだよね。5日間だけなの。



ーえ!そうなんですね!じゃあ2日間はそんなに短くない(笑)


逆に選挙期間、こんなに短いの!?みたいな感じだよね(笑)


選挙期間や報酬、議会の人数も市区町村の人口によって全然違う。基本は人口によって決まっていて、あとは議会の話し合いで決めることもできるんだけどね。

市とかになると、もっと人口も多いし、もっと議員も多くって、ほんとに規模が全然違う。同じ地方議員だとしても、ほんとに見なきゃいけない規模が全然違うんだよね。なので地方選挙はその土地ごとの色が出やすいよね。



(手づくりのたすきをかけて、選挙活動中の様子)


ー国会もそうだけど、市区町村の議員の女性がとても少ないことにすごくショックを受けました。例えば、女性が0人の地方議会が未だに2割(342議会)あるそうです。白馬村はとりあえず2人いてくれるから、それは白馬村の女性たちにとって、そして男性たちにとってもすごく良いことなんだろうなと思いました。


白馬村には実は3人女性議員がいて、もう1人は4期目で、白馬村で初めての女性議長になった方。

でも、女性がいたらすぐ一丸になれるかっていったらそうではなくて。世代の違う女性だからこそ、コミュニケーションが取りづらい部分もあったりするんだよね。

けど、世代が上の女性は、世代が上の女性たちの代表なんだからそれはそれでもちろん良くって。女性は女性でも、ほんとにいろんな世代の女性が必要だなって思っています。私みたいにママじゃない人、これからママになる人、もう既に子どもがいる人、さらにその上みたいな、本当にいろんな人が必要だなと感じる。


ーあと3つ質問させてください。議員の仕事と喫茶solの営業の両立は大変ですか?


議員やろうって決めた時に考えたのが、議員報酬があるじゃない? 議員報酬そっくりそのまま1人雇うのに使えばいいんだって思って。


手取りで17万円くらいで決して多くはないけど報酬があるから、そのお金で議員の仕事により集中できるように、もう一人カフェに人を雇う。そうすると、そのお金で雇用も生まれるし、solはsolで私が見ていなくても営業できる。

もちろんどっちも同じくらいやることも人によっては可能なのかもしれないけれど、私は無理だから。議員やるなら責任のある仕事だから、集中できるような環境を整えることは必要だなって思って。なので議員の仕事を優先にして、カフェに私がいなきゃいけないシチュエーションは減らしてます。でもsolに居れる時は居たほうが地域の人とコミュニケーションがとれるので、そんな感じのバランスでやっていますね。



ーなるほど。聞いていたら自営業のほうがきっと両立する時も、融通がきくんだろうなって思いました。


そうだね。自営業じゃないと逆にできないかもしれない。

公務員と一緒だから土日は休みなんだよね。まあ議員にほんとの休みってないとは思うんだけど、行かなきゃいけない行事だとかそういうのはなくて、だから会社員とかにはできないね。会社員辞めて、なにか自分の仕事をやりながら議員やるならできると思うけど、まあやり方によると思うんだけど。



ーきっと報酬にもよりますよね


そうそうそう。報酬も市区町村によって全然違うからね。市とかになると60万くらいの所もあるし、でもそのぶん仕事は多いと思う。仕事も多い分、考えなきゃいけないことも増えるよね。



ー議員の活動頻度的には週にどのくらいなんですか?


今(2月1日時点)は蔓延防止措置の影響で、勉強会や行政の人と話すミーティングである懇談会はほぼストップしちゃってる。

みんな、オンライン会議をやろうとしないから、ミーティングは全て実際に会うものなんだよね。 



ーえ~そうなんですね。私が村民だったらやって~という感じなんですけど(笑)それに大学がほぼオンラインだった私からするとできないことないと思っちゃいます…


そうだよね~。でも白馬村の場合、YouTubeを議会に入れることすらすっごく難しくて、すぐにでも入れられることなんだけど、やっぱりいろいろ邪魔してできなくって、だからオンライン会議なんていったらもうみんなえーーー!みたいになっちゃう(笑)


議会の勉強会や行政とのミーティングは今はやれていないけど、3月・6月・9月・12月の年に4回、定例会は絶対やってる。その時は10日間から2週間くらいは毎日毎日役場に行って、本議会場に出席したり、予算等を審議したり、補正予算の臨時会もあったりするからすごい忙しい!



ーじゃあけっこう波がある感じなんですね。コロナの影響下では特に。


そうだね。すごい波がある。


ー最後から2つ目の質問です。

私自身が課題だなって思っているのが、政治が遠く感じることなんですね。国政ならまだしも、市とか町とかの小さな単位でも遠い感じがしてしまう。でもそれって、政治にとっても、わたしたち市民にとっても良くないことだと思うんです。だから、政治と私たちの距離を縮めるために政治家さんができること、私たちができることはなんだろう?って考えたりするんですが、そふぃさんはどう思いますか?


政治家として、しかも地方議員としてできることって言ったら、一番身近な政治家なんだから近くに行くことだよね。


私の場合は、若い世代、Youtubeとかインスタをやる人に支持されているわけだから、インスタで発信したりだとか、お店で話しかけてね~ってオープンな感じにしてる。

議員さんによって身近な行き方も変わると思うんだよね。議員だから全ての世代にオープンに、とはできないと思う。だからこそ、多様な議員が必要なんだよね。


あとは、難しい話はあんまりしないようにしてる。じゃないと身近に感じないよね。暗号化されてるんじゃないかなってくらい、行政の文章になるとすごい難しくなるんだよね(笑)だから、私は私の言葉で話したほうが、私の役目を果たしてるんじゃないかな~って思って。



ー本当にそうですね。国会議員の政治家さんのスピーチとか聞いていても、自分の言葉で話していないことが多い気がしていて、それも政治を遠く感じる理由の一つかもしれないなと思っていたので、そふぃさんのYoutubeを見た時は嬉しくなりました。


う〜ん。でも国政選挙と地方選挙は全然違うのも関係があるかもね。

国政は票を取りに行くとなると、高齢者ははずせないんだよね。でも私の場合は、ここで育って、住んでいるから私のことを知っている人も多いし、だから自由に発信できているところもある。

地方から変わっていけば、国も変わっていくはずだから、地方からの力は必要だなって思ってる。



ー最後に、何かに挑戦したいけど、ためらっている人にこうしたら一歩が踏み出せるとか、そういうメッセージがあればお伺いしたいなと思います。


私は日本にいて暮らせてるってことに、自分がどれだけ良い環境に置かれているのか っていうのをまず理解することが大事だと思う。

もちろん金銭的な問題とか、トラブルとかはあるだろうけれど、世界を見渡せば本当に恵まれているっていうところに行きつくと思うのね。そこをまず理解して、じゃあ悔いのないように生きるには今何を選んだらいいのか というのは、自ずと出て来るんじゃないかなと思う。そして、新しいことやりたいなら、片足だけでも突っ込んでみるっていうのがすごく大事なことだと思う。




加藤ソフィーさん


加藤ソフィー後援会だより


自然派喫茶sol



3月26日(土)21時からソフィさんとのコラボインスタライブも企画しています。気になる方は明治支部のInstagramをフォローしてくださいね!



取材・編集:ハナ

写真提供:全てそふぃさん



*Voice Up Japan並びに、Voice Up Japan明治大学支部は特定の政党や政治家を支持しません。

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