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  • 執筆者の写真なつみ

お金も時間もない!環境問題に取り組むジレンマを乗り越えて【イベントレポート】






 2022年3月19日土曜日にFridays For Future Tokyoとコラボイベント(オンライン)を開催しました。テーマは「若者」×「環境問題」。私たち若者にとって身近な社会問題の一つである環境問題ですが、実際に取り組んでみようとするとお金やコストがかかることも。本イベントでは、そんなジレンマを抱える若者の視点からVoice Up Japan MeijiとFridays For Future Tokyoのメンバーのパネルディスカッションと、イベント参加者も交えたディスカッションを行いました。


【イベントの流れ】

1.団体紹介

(1)Voice Up Japanについて

(2) Fridays For Futureについて

2.若者視点で見た環境問題(Fridays For Future Tokyo)

3.パネルディスカッション

(1)若者として、日本で環境問題に取り組む中で感じるジレンマ

(2)環境問題に対するリアクションを起こす人に見えるジェンダー・ギャップ

(3)若者たちが気持ちよく、環境問題の解決に向けたアクションを起こす方法

4.質疑応答

【Fridays For Futureについて】

 グレタ・トゥーンベリが始めた「気候のためのストライキ」に共鳴した若者が起こす世界的ムーブメント。日本では2019年2月に始まる。国会議事堂前でのアクションやグローバル危機マーチ、学生気候危機サミットや署名など気候危機について多様な活動を行っている。今回コラボしたのは学生支部の一つであるFridays For Future Tokyo。

【イベントの内容】

 本イベントのメインであるパネルディスカッションの中で、特に興味深かったのは「環境問題に対するアクションを起こす人に見えるジェンダー・ギャップ」です。例えば、マイボトルを持ち歩く人の割合は、女性のほうが男性よりも10%以上高いという調査結果が取り上げられました。今回のイベントも参加者は女性が多く、イベント告知情報に触れた人数に差がある可能性があるとはいえ、ジェンダー・ギャップがあると言えるかもしれません。

 

 パネルディスカッションやイベント参加者を交えたディスカッションでも女性が多かったため、意見交換に生まれる偏りを減らそうと、男性の声を取り上げるために運営メンバーの身近な男性からの意見が共有されたのが斬新でした。マイボトルやマイバックを持ちにくい理由として「手ぶらがかっこいいという考えをファッション誌の影響で受けた」「買い物に行く機会がなく、マイバックを持たない。買い物などの家事=女性という性別役割分業が影響しているかも」などが挙げられました。

 

 また、気持ちよく環境問題にアクションを起こす方法として、「mymizu」アプリ(※1)を使う、FSC認証(※2)の商品を購入する、といったものがあります。さらに、SNSで情報発信したり、自分の住んでいる市に「ゼロカーボンシティ宣言を求める」陳情書を提出した運営メンバーもいました。


※1 給水スポットを教えてくれるアプリ。私は本イベント後に使い始めたのですが、意外と給水スポットも多く、かなり便利です。CO₂排出量をどのくらい減らせたか、mymizuユーザー全体でどれだけ減ったかなど知ることができてモチベーションが上がります。


※2 持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度です。認証を受けた森林からの生産品による製品にはFSCロゴマークが付けられます。

【まとめ】

 多くの人が環境問題に対してアクションを起こすには、そして私たち一人一人が気持ちよくアクションを起こし続けるにはどうすればよいか。難しい問題だと思っていましたが、イベントに参加して、経済的な余裕や時間のない若者世代でもできる範囲で少しずつ、そして徐々にアクションを大きくしていく方法を知ることができました。また、抱えているジレンマを共有してメンバーと一緒に取り組もうという気持ちになることができました!

【関連情報】

Fridays For Future Tokyo

・Instagram(@fridaysforfuturetokyo)

mymizu

・公式サイト(https://www.mymizu.co/

FSC認証について


Voice Up Japan Meijiのイベントに関する最新情報は【こちら】よりご覧ください。


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