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保健の授業、再履修しませんか?/大学生のための性教育【イベントレポート】

執筆者の写真: 位晏 開沼位晏 開沼

更新日:2021年11月14日



【概要】

2021年10月30日(土)に、『みんなのSEXを考える委員会』代表として活躍されている岡野めぐみさん(おかめちん)をゲスト講師としてお招きし、日本に根付いている性文化や不足している性的活動についての知識、性的同意の重要性を学び直しました。10名が対面で参加しました。


【イベントの流れ】

1.ゲスト紹介

2.おかめさんによる講義

3.質疑応答

4.閉会


【登壇者プロフィール】

・岡野めぐみさん(おかめちん)

SEX界のフィクサー!?として中央大学在学中の2017年、性への関心を高め、また性のせいで苦しむ人をなくすことを目的に任意団体である「みんなのSEXを考える委員会」を立ち上げて活動を開始。大学4年次には、学園祭で有名セクシー男優・女優と新進気鋭の産婦人科医をゲストに招いた性教育イベント「AVの教科書化に物申す」を開催し、1000人以上もの観客を動員した。

現在は東京大学法科大学院に在学中。思春期保健相談士の資格も有する。


【イベントの詳細】

 今回のイベントはVoice Up Japan Meijiによる第9回目のイベントでした。本イベントは、日本に根付いている性文化や不足している性的活動についての知識、性的同意の重要性を学び直すことを目的に開催されました。ゲスト講師には「みんなのSEXを考える委員会」代表の岡野めぐみさん(おかめちん)をお招きし、計1時間30分のイベントとなりました。

 イベントは大きく二部に分かれました。第一部では、「性について話す」とはどのようなことなのかを説明していただききました。第二部では、性教育、さらには性的同意の重要性についてもお話しいただききました。

 第一部では、「性について話す」とはどのようなことかを、お酒の席で話題になりがちな各自が持つ性的な事情や就職活動中に押し付けられる性別規範、芸能人の結婚などの身近な話題から考えました。

 第二部では、男女の体の仕組みの違いや適切な避妊方法、性感染症から自分の体を守る方法、性的同意が成立する正しい条件などの性教育全般に関してお話しいただきました。他にも、妊娠から出産、子育てに至るまでに必要となる養育費についても言及していただきました。

 当日のイベントを振り返り、参加者は「ジェンダーの不平等があちこちに存在することや、あるべき性教育とは何かを、おかめさんが提供してくれたバラエティー豊かなトピックから、真剣に考えさせられました」と話してくれました。他にも、「他人とは共有しない赤裸々な部分までお話が聞けていい経験になりました」との声もありました。


【まとめ】

 どこか恥ずかしいものとして捉え、極力触れないよう「秘め事」にしていた性の話題や性教育。そうしたことに関してはばかることなく意見を交わしたことは貴重な経験となりました。「生殖」のことだけに縛られない性教育を再履修し、一口に「性」と言っても様々な観点があることを今回のイベントを通して再認識することができました。(筆者)


Voice Up Japan Meijiのイベントに関する最新情報は【こちら】よりご覧ください。




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